パズルに使われているピースを組み立ててまとまった形にしたり、逆に分解し
たりするのが、「はずして組むパズル」です。このパズルの源流のひとつに木造
建築のジョイント部分があると言われています。京都や奈良にある神社や仏閣を
想像すると納得できます。そしてそのような技術は、その仕組み自体を楽しむパ
ズルを作り出すことになりました。
はずして組むパズルとしては、箱根や小田原の組木や六本組木が有名です。ま
組木を発展させてつくられたキャストパズルもあります。
どのパズルも、パズルであるというほかに、ただ見ているだけで美しいという
美術品の要素ももっています。